
大学生活が始まったものの、なんとなく毎日がつまらない・・・もっと刺激が欲しい、せっかくの大学生活これでいいのかなと悩むことはありませんか?
筆者も大学時代、サークルに授業にバイトに、いわゆる大学生らしい遊びを楽しんでいたもののふとした瞬間に「大学生活、こんな感じで過ぎていって大丈夫なのかな?」と不安になった経験があります。
大学時代、とにかく雑食に気になったことはなんでもチャレンジしてきた筆者が、大学時代にやってよかったこと5選を紹介します!!
旅をする

社会人になっても旅行はできます。特に、2、3泊の短い国内旅行は有休を取得できれば土日にくっつけて簡単に行けますし、周囲の理解があり、頑張れば1週間くらいの海外旅行も行けます。
でも、社会人になって思うのは、学生の頃との旅行のタイプの違い。
社会人は基本週に5日労働しているので、当たり前ですが疲れます笑 多少高いお金を出してでも快適な移動手段を選びますし、日々の疲れを癒したいから高いお金を出しても良いホテルに泊まりたい、という思考になりがち。つまり、「お金を出すことによって無駄を省いて、効率良く見返りを得られる」旅になりがちだと私は思っています。
でも、学生は時間はたっぷりある。旅を経て得られるリターンに縛られることなく、夜行バスに乗ったり、鈍行電車で移動したり、気に入った町に延泊したりできる。
その余白こそが、学生時代に旅をしておく醍醐味だと思っています。
参考までに、私が大学時代にして印象的だった旅を挙げます。こちらもゆくゆくは記事にしようと思っています!!
🔷モロッコ

モロッコ?なにがあるの?となる方も多そうなマイナー旅行先。ですが、アラジンの世界を彷彿させるエキゾツックな街並みや、見る人誰もがロマンを感じずにはいられないサハラ砂漠など、観光地としても見どころが詰まりまくっている国です。ディズニシーのアラビアンコーストの雰囲気が好きな方はブッ刺さりまくりな国だと思います。砂漠のキャンプに1泊したのですが、砂丘の上から沈んでいく夕陽と、刻一刻と変わりゆく空の色を、砂の音しかしない静寂の中で目に焼き付けるという一生忘れられない経験もできました。ただ、いかんせん日本からは遠いのです笑私が行った際は片道でトランジット時間も含めて22時間ほどかかったと記憶してます。社会人になってから疲れた体に22時間移動はかなりきついです。時間と体力のある学生時代に、行くのが億劫になるそうな遠めの国は行ってしまいましょう。
🔷東南アジア1人旅

ベトナム(ハノイ)と、カンボジア(シェムリアップ・プノンペン)を10日ほどかけてゆっくり1人で回りました。カンボジアではアンコールワット、ベトナムではニンビンという川下りができる観光スポットがあるのですが、個人では交通機関を手配しにくい関係で、ツアーに参加しました。
そこで何人かの日本人観光客の方に出会い、お話をして仲良くなったりとまさに旅ならではの一期一会を味わうことができました。私は1人旅が好きです。しかし、社会人になってからその機会は減ってしまいました。理由は明確で、休日が学生時代と比較したら少ないから。限られた土日は祝日は、友人と会う約束でどんどん埋まっていきます。だから、1人旅に出かけるスケジュールの余白がなかなか生まれないのです。残念なことに、、
1人旅は、困った時も基本自分しか頼る人がいないので決断力・判断力・リスクマネジメント力・計画力などあらゆる能力が鍛えられます。航空券探し、ホテル選び、食事、体調管理(屋台のもの食べ過ぎて旅の後半は体調不良になりました)などなど。。。生命力を鍛えるにはもってこいの機会です。
学生向けプログラムに参加する
学生向けに、夏休み、春休みなどの長期休暇中に、はじめましての人たちと一緒に2週間〜1ヶ月ほど滞在をしながら、何か1つの成果物を作成するものが多い印象です。
こういった宿泊型のプログラムで得られる体験自体ももちろん刺激的で学びが多いですが、こういった場所で出会った友人はいまだに仲が良いです。社会人になって新しく友人を作るのって案外難しかったりするので(もちろん会社でも同期や先輩などと仲良くなる機会はたくさんありますが)人脈を作れたのが1番の収穫かなと思っております。
参考までに、私が参加した学生向けプログラムをいくつかご紹介します!
1 武者修行プログラム

武者修行プログラムは、全国から集まる大学生が3~4人のチームに分かれ、各チームのビジネスプランを企画〜実際に顧客に提供・販売し、その結果をもとに損益分岐点を何日で超えるか?を、最終プレゼンで発表、企画の採用可否、そしてNo.1チームは全員投票により決定する、プレゼンテーションだけでは終わらない、リアルビジネスプログラムです。
私が参加した2019年3月時点では開催場所はベトナムのホイアンのみだったのですが、今は国内やフィリピンという選択肢もあるようです。
私が参加した際は、日本料理屋の新メニューを考えるというお題だったのですが、2週間という限られた時間の中で企画、実行、改善、最終プレゼンを行わなければならず、高温多湿のベトナムの中を朝から晩まで歩き回って歩行者インタビューをしたり、必要な食材をローカル市場まで探しに行き、ぼったくられて疲弊したりと体力的にはかなりきつかったです笑
全体的に体育会的な雰囲気で、睡眠時間を削ってでもチームで話し合いをして、より良い提案をしましょう、みたいな雰囲気がありました。ど文化系にも関わらず特に成し得たいこともないまま興味本位で参加した私にとっては少し雰囲気が合わないかもなと感じてしまったので、向き不向きははっきり分かれる気がします。
ただ、チーム一丸となって1つものを作り上げるのが好きな方、体育会系気質に適応できる方、ビジネスの基礎を学びたいなど明確に学びたいものがある方にはおすすめです。
2 地域ベンチャー留学
2011年にスタートした「地域ベンチャー留学」は、大学生が、日本全国の地場企業やNPOの経営者・リーダーたちの右腕となって新規事業や商品開発などにチャレンジする「実践型インターンシップ」プログラムです。これまで延べ約1,800名の大学生が参加し、1ヶ月間地域に住み込みでインターンを経験してきました。

引用:https://etic.or.jp/news/2024/05/4839)
私はこのプログラム経由で東北の水産企業を紹介してもらい、そこでECサイトの改良・SNSのアップ・SNS投稿のマニュアルなどを作成するインターンを行いました。
マーケティングの領域は元々関心があったのでインターンの実施自体も楽しかったのですが、全国各地から集まった様々なバックグラウンドを持つ大学生10人弱と1つの宿泊所で共同生活を行っていたのですが、それが結構楽しかったです。みんなで大量にカレーを作って食べたり、夜に映画を見たり、人狼をしたり、恋バナをしたりと学生らしいことができたなと思っています笑
恋愛で失敗する

急に系統変えてすみません・・・ただ、学生時代の恋愛ってやっぱり肩書とかを見ずに純粋に相手のこと好きな気持ちだけで行動ができる最後の時期だと思うので、たくさん当たって砕けて失敗してほしいと思い、恋愛も忍ばせていただきます。個人的には、1度くらいクズ男に引っかかて見るのもありです。クズ男に1度当たるとその後普通の人と付き合った時に普通であることがいかにありがたいことかわかります。。
また、喧嘩した時にどう立ち回るかなど、恋愛以前に価値観の違う相手とどう上手くやっていくか、の課題解決のサイクルが回せると思っています。恋愛で学んだコミュニケーション技術は普通に対人関係スキルとしても使えますし。
あと、大学時代に恋愛対象として見なくてもいいので、異性の友人(顔見知り)をたくさん作っておくことをおすすめします(私はこれを種まきと呼んでいます)
大学時代はそこまでだったけど、社会人になって久しぶりに連絡を取ってみたら昔より大人っぽくなっていて、あれ案外良いかも知れない、、と思ったり、その縁で友人を紹介をしてもらえたりと何かとラッキーなことがあります。薄くゆるく繋がっておく友人を作っておくことは大切です。
自己分析する

就活生の方だと自己分析という響きだけで拒否反応が出る方もいらっしゃるかもしれませんね、、ですが、就活だけでなく、自己分析は今後の自分の人生にずっと役立ちます。
参考までに、筆者は「絶対内定」という本の書いてある自分を知るための質問群に片っ端から答えてゆきました。かなり分厚い本なので1冊本気で取り組むことができればかなり自己分析が進むかと思います。
(引用:https://www.amazon.co.jp/絶対内定2025-自己分析とキャリアデザインの描き方-杉村-太郎/dp/4478117950)
かくいう私も、最近また自己分析を再開しました。社会人になると日々が猛スピードで過ぎてゆくので、なんとなく毎日を過ごしてしまいがちなのですが、自分が今後何をしたいのか、今抱えているモヤモヤの正体は何なのか、それは過去の自分の経験と照らし合わせた時、どう解決するのかベストなのかを導き出せるようにしたいが故です。自分がどんな時にモチベーションが上がるのか言語化できれば、逆算してどのような環境に身を置いたらいいのかわかります。
休学をする

最後のこちらは、すべての学生に休学をしろ!と言っているわけでは全くありません。
私は大学4年の1年間、休学をしていました。1番の大きな理由は、「まだ就職したくない」気持ちが大きかったからです。自分が何をしたいのか、どういう業界に進んだらいいのかわからないというのもありましたし、大学3年生からコロナ禍になったのですが、1年ほぼ何もできなかった分、休学をして自分の好きなことをのびのびとやりたいという思いもありました。
休学をしている人自体は周りにほぼいなかったため、他の人と違う道を進むことに大きな不安がありましたが、結論、休学して本当に正解だったなと思っています。
休学中は、複数の企業でインターンをしていたのですが、そこで多種多様な業界の大人の方とお話する機会があり、人生っていろいろだなあと実感しました。休学する前は、社会に出ること自体に恐怖心があり、(満員電車に乗っている会社員を見て、自分も同じような目つきになっていくのだろうかと思っていました)いつまでも学生でいたいと思っていたのですが、仕事を楽しみ、軽やかに、でも逆境に負けない強さを兼ね備えた大人たちがいるんだなあと知ることができました。
参考までに、以下が休学中に取り組んでいたことです。
①北海道での大人の留学体験
北海道の上士幌というまちのシェアハウスで生活しながら、まちの仕事(農業、酪農など)をお手伝いさせてもらうプログラムです。メンバーで子供向けのイベントを企画したり、お菓子を作って売ったりなどの企画も自分たちで考えました。私が参加した会は6人のメンバーが揃っていたのですが、住む場所や仕事、年齢もバラバラのバックグラウンドを持つ人たちと1つ屋根の下で暮らして、将来のことや仕事のことなどについてたくさん語り合い、色々な価値観の人がいると知れた貴重な経験でした。
②地域ベンチャー留学
学生向けプログラムの章で紹介したものと一緒ですが、水産系の商品を扱っている企業のECサイトの運営・SNSマーケティングなどに参画していました。
③地方のホテル企業での広報・人事インターン
地方でホテルを運営するベンチャー企業で、採用媒体の求人更新、社員インタビュー記事作成、スカウトメールの送信などを行っていました。地方のベンチャー企業ということもあり、知名度が薄いところから採用人数を増やし、事業を拡大していくフェーズに立ち会えた面白い経験でした。
以上、私が選ぶ大学時代にやってよかったこと5選でした。いかがだったでしょうか。学生時代は最低限単位さえ取れば何に打ち込んでも大丈夫な、人生において最も何のしがらみもなく自由に過ごせる時間だったなと思っています。
やろうか迷っていることがあったらぜひ何でもやって見てください。失敗しても、「あ、これは向いてなかったんだな」と自分を知るための材料になるだけに過ぎません。
大学生活、楽しんでくださいね!!